- 2020/10/04
- 歯の寿命をのばす予防歯科
歯を失う原因とは?
「歯の寿命をのばす予防歯科」を実践する姫路市飾磨区のおかもと総合歯科です。
前回は、歯を失う事の重大さと、歯を失う事による5つの悪影響をお伝えしました。
今回は、いよいよ「なぜ?歯を失う事になってしまうのか」
その原因について、知っていただきたいと思います。
歯を失う病気は基本的に2パターンです。
1つ目は、「虫歯」。もう一つは「歯周病」です。
昔から歯が弱くて、何度も治療しているので金属のかぶせ物がたくさん入っている方も多いと思います。
まず、「虫歯」と「歯周病」は全く別物ですので、しっかり分けて考えてください。
1つ目の「虫歯」について、整理しておきますね。
「虫歯」は、虫歯菌が出す「酸」によって、歯が溶かされる病気です。
症状は、進行すると 歯の表面に穴が開いて「冷たいものや、熱いものがしみて痛みを伴います」
2つ目の「歯周病」は、「歯周病菌」によって、歯を支えている骨や歯茎が溶けていく病気です。
「歯周病」=「歯肉炎」+「歯周炎」の総称です。また、「歯槽膿漏」ともいいます。
ややこしいので、歯茎の病気は「歯周病」!と覚えてください。
症状は、歯茎から血が出たり、進行するとグラついて抜けてしまいますが、一般的に「痛み」が少ないです。
ここで、大切なことがあります。
日本人全体では、虫歯と歯周病で歯を失う割合は、ほぼ半々です。
しかし、個人個人では違ってきます。
どういう事かと言うと、人によって虫歯で歯を失う傾向が強い人と、
歯周病で歯を失う傾向が強い人に分かれます。
年齢や、生活の習慣によって歯を失う原因が違ったりします。
もし、あなたが虫歯体質なのか、歯周病体質なのかを知っていれば、
早い段階から予防対策することで、歯を失う事が減ってくるはずですね。
今回は、歯を失う2大原因と、「虫歯」と「歯周病」は全く別物という知識を
覚えておいてくださいね。
次回は、「虫歯治療」について、その本質に迫ります。