- 2020/10/22
- 歯の寿命をのばす予防歯科
治療を受けていても、なぜ?歯を失うの
「歯の寿命をのばす予防歯科」を実践する姫路市飾磨区のおかもと総合歯科です。
前回は、歯を失うリスクは人それぞれ違うことを、お話ししました。
今回は、虫歯治療について皆さんが知っておくべき情報をお伝えしますね。
Aさん 『 私、虫歯のたびにキッチリと治療を受けてきたので、歯は大丈夫と思うのよね 』
歯医者 『 きちんと丁寧な治療を受ける事は、とっても大切ですね。 ただーし、
治療しても、心配なことが一つあります。 』
Aさん 『 えーっ! 気になります 』
歯医者 『 実は、虫歯が治る、といっても 治るには 2つの意味があります。』
「 治る 」の2つの意味とは?
先ず一つ目は、治った時に完全に元通りに戻るケース。
例えば、風邪が治った時は体は以前と同じ状態になりますよね。
そして2つ目の「治る」の意味は、治ったけど完全に元には戻らないケース。
例えば、ケガで手術をしたけれど後遺症が残ったり、何かを失ってる状態です。
実は、『 虫歯や歯周病 』は、2つ目です。
虫歯は、治ったと言っても『 悪い部分を削り取って、人工物で置き換えているのです。」
人工物に置き換えるのは いつか限界があり、その時が歯を抜くことになります。
虫歯は、治療を繰り返す度に歯質を削られ、歯は無くなっていきます。
神経を失い、歯質の大半を失い、根っこだけになった時 かぶせを作るための土台が立たないので「抜歯」になります。
このとき、皆さんは「痛くない」のに「歯を抜かれた」と勘違いするわけです。
「痛み」がなくても、「もう使えないくらい、虫歯を繰り返した」ので「抜くしかないのです」
このように、虫歯は「ダメージ」の蓄積ですので、限界を迎えないように
コツコツと、予防に努めましょう。
具体的な予防法は、またお伝えします。
次回は、歯の寿命を迎える時をもう少し詳しく知ってもらいますね。